市成心海

DUGA

四畳半の売春婦 市成心海

故あって天涯孤独の身である工藤毬子。 今日もちゃぶ台の上で残金を数えている。 「諭吉さんが一枚、野口さんが一枚…、あ~。 」憂さ晴らしにひとしきりマスをかいた後、彼女は大家の坂田を呼び出す。 「今からどうですか?」「10分したら行く」ファック一発と家賃引き換え、ということ